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2006.07.25

『アトムの時代』

「わたしたちはどこからきたのか。なにものなのか。どこへいくのか」
という扉ではじまるこの本は、原子雲、核爆発の際に生じるキノコ雲の写真集です。

核分裂、ちっぽけな原子から莫大なエネルギーを取り出す。夢のエネルギー、原子力。
昔の子供向けの科学雑誌や読み物に登場する未来予想図には原子力船や原子力飛行機が行き交う姿が描かれていました。
しかし現実には悪夢の大量破壊兵器として登場。以来、世界中で核実験が繰り返されてきました。
日本人として生まれた以上、ほとんどの人は核兵器にたいして何かしらの感情を抱くことと思います。
まず驚いたのは、原子雲が非常に美しい、ということ。
美しいと思うと同時に、なにかとてつもないものを目にしているという畏怖、おそれ、自らが属している人類という種そのものに対する畏敬ともいうべき感情にもおそわれます。
一度開くと簡単には目を離すことができません。

アトムの時代

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