« アーネスト・ヘミングウェイ『蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす』 | Main | 日本シリーズ第1戦 中日 4-2 日本ハム »

2006.10.18

ジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた 完全版』

「鷲は舞い降りた」
SS長官ヒムラーの元に届いた1通の暗号電は、チャーチル首相誘拐をねらったドイツ軍落下傘部隊が極秘裏にイギリスに潜入したことを示していた。
ジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた 完全版』

チャーチル誘拐というプロットだけでも、ものすごく魅力的で血沸き肉踊る!という感じですが、この作品の魅力はそれだけではありません。
戦争という狂った時代にも己の矜持を貫いてしまう“ロマンティックな愚か者”たち、
ドイツ軍中佐クルト・シュタイナやIRAのリーアム・デヴリンたちに心惹かれずにはいられません。
完全版は初版では削られていた登場人物のエピソードを補ったもので、はじめて読む人はもちろん、旧版を読んだ人でも大満足の1冊と言えます。
冒険小説の金字塔と言われているけれど(『ミステリ・マガジン』(早川書房)の冒険小説ベスト(読者の人気投票)第1位(1992))、ハードボイルド好きにもきっと響くはず。

書評というものを初めて意識したのは中学生の頃。
北海道新聞の連載で北上次郎の『鷲は舞い降りた』の書評を読んで、本書を手に取った時のことは今でもよく覚えています。
そういう意味でも非常に思い入れのある作品。
未読であればゼヒ。

|

« アーネスト・ヘミングウェイ『蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす』 | Main | 日本シリーズ第1戦 中日 4-2 日本ハム »

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14644/12734715

Listed below are links to weblogs that reference ジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた 完全版』:

« アーネスト・ヘミングウェイ『蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす』 | Main | 日本シリーズ第1戦 中日 4-2 日本ハム »