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2006.11.10

ジェフリー・ディーヴァー 『静寂の叫び』

スクールバスを乗っ取った脱獄囚とFBI捜査陣が行う人質解放交渉劇を描いたサスペンス。
犯人との緊迫したやりとりが全編に渡って続き、まさに手に汗握る思い。
思わす息を止めて読み続けてしまい、妙にハアハア言ったりとか(笑)
しっかりしたプロットと緻密に裏打ちされたディテールだけでも読み応えある水準以上の出来となっていますが、ディーヴァーは更に一ひねり。
囚われたスクールバスは聾学校のもので、引率の教師も含めて人質は全員聴覚障害者。
そのため交渉は難航をきわめて、物語に一層の緊張感を与えています。
単なる設定では終わらせず、リアルに描かれる聴覚障害者の世界もまた読みごたえたっぷり。
解説の茶木則雄が絶賛するのも当然なすばらしい作品です。

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