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2006.11.09

ジョナサン・ケラーマン 『大きな枝が折れる時』

小児専門の臨床心理医アレックスが活躍するハードボイルド・ミステリ。
なにより臨床心理医という主人公の設定が新鮮、目新しくてよかったです。
作者自身医師であるだけにカウンセリングなど治療場面の描写はよくできていて、読みどころと言っていいでしょう。
ただ、扱われる事件は幼い子供が関わる目を背けたくなるようなものが多くて少々堪えます。
ストーリーの暗さが魅力でもあるのですが、なまじ描写が迫力あるだけに下手なホラー小説より怖く感じる人がいるかもしれません。

アメリカ社会の病んだ部分に光を当てようとする社会派としても、ハト派破滅型ハードボイルドとしても一級品。
親友の刑事マイロがいい味出してます。

オンライン書店ビーケーワン:大きな枝が折れる時

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