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2006.11.10

トマス・ハリス 『ハンニバル』

前作から実に11年ぶり、鳴り物入りで遂に登場した『ハンニバル』
サイコ・スリラーと言えば『羊たちの沈黙』、というくらいミステリ史に残る存在だった前作。
その続編と言われれば、否応なしに期待も高まります。
『羊』以降、巷に溢れかえった猟奇殺人、サイコものにはウンザリしてたので「真打ち登場!」と期待してました。

でも、素晴らしい出来だった『レッド・ドラゴン』、『羊~』を期待してコレを読むと、きっと期待は裏切られるはず。
どんなに残酷な描写を続けられようとも、『羊~』を読み、その後のサイコ・スリラー・ブームを経験した読み手は、ち~っとも怖くなんか感じない(笑)
正直、「ダメだ、こりゃ…」と思いました。
テクニックは衰えてないけれど、今更こんなハナシじゃね…と。

が、惰性で読み終えるはずだった下巻、ラスト。
うひゃああ!!
なんじゃ、こりゃあ?!
と、と、とんでもないことしやがった、このジジイ!(笑)
何のことはない、このラストを書かんがために、『ハンニバル』は生まれたのでしょう。
しかし、11年も経ってから、こんなオチつけるか、普通…orz
”世界一怖い話”だったのが『羊』、そして、”世界一気持ち悪い話”が『ハンニバル』て感じです。

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