書店は「空間への期待」を選んだ。図書館は大丈夫?
さて、一応想定できそうな回答を書いておきましたが、重要なのは最後の「人への期待」です。現実に目を向けて考えれば、「実は殆ど期待されていない」というのが本音だと思います。
たしかに「人への期待」はあるけれど、その道を選ぶことのできる図書館ていくつあるんだろう?とちょと不安。
普通の人には「空間への期待」すらされていないのが現状だと思うのですが。
一族郎党友人知人見渡して、図書館利用者なんて見当たらないとかぬかすおまえがおかしいんじゃ!ということであれば、このエントリはただの妄想として放置してください。
図書館タグを追い始めてずっと違和感をぬぐえなかったのが貸出至上主義の話。
中の人同士のゲームにしか見えませんでした。
そもそも中の人が批判するほど貸出至上主義は住民に影響を与えていない。
「貸本屋にすらなれていない」から誰も図書館に足を運ばない。
とっくの昔に、図書館使う人=一部の物好き、になっちゃってませんか?
万人に訴えるのであれば重要なのはベストセラーでもレファレンスでもなく、思わず入りたくなる雰囲気なんじゃないかと。
書店の場合、
ブック&カフェやヴィレッジヴァンガードは本だけで勝負しない二正面作戦。
紀伊國屋、旭屋は空間と雰囲気、図書館よりも図書館なイメージ作戦。
司書のいない図書館のようなコーチャンフォーは検索機を中心に据えた圧倒的物量&四正面作戦。
往来堂は「人への期待」だと思いますが、ニッチ路線であることは否めない。
利益率の低さをカバーするために複合化もしてますが、基本的にはどこもライトユーザー、普段本屋なんか行かない層の取り込みを視野に入れて「空間への期待」に賭けている。
「ケッ!どこもかしこもつまんなくなっちゃって…」と最初は馬鹿にする気持ちもありました。
でも、実際行ってみるとどの店も意外と悪くない。
「空間への期待」に応えるのはヘビーユーザーにも効果あるのです。
三省堂ブック&カフェ
「売場はともかく本棚があってコーヒーの香りがする空間っていいかも」と気もそぞろになる。
ヴィレッジヴァンガード
魚喃キリコ全点平積みを発見
「いいな~、うちじゃゼッタイできないよ…orz」と打ちのめされる。
異形ではあるけれど、これもまた「本の入口」かなあ、と。
紀伊國屋
嫌いなはずなのに前を通るたびに吸い寄せられる。
全面ガラス張りは最強。
特に雪の降る夜の外からの眺めはやばい。
天国に見えます。
旭屋
その平台は果てしなく…待ち合わせしてることを忘れそうです。
コーチャンフォー
一度は行ってみるべき。
二度は行かないかもしれない。
本好きのおっさんにとっては異空間。
アマゾン好きな人は気に入る場合が多いみたい。
これを図書館にそのまま持ち込んだところで、中途半端にネットカフェ化して終わりそうな気もします。
本のある居心地のいい空間て図書館の理想より難しいかも、とか。
普通の図書館よりずっと高くつくだろボケ!とも。
地元商店街、美術館、博物館、オーケストラ、やばそうなとこはみんな連携して何かできるといいのですが。
人も資料も大事なんだろうとは思いますが、まず何よりも「空間」として期待されるのが先なんじゃないかと思いました。
ヴィレッジヴァンガードで育った司書さんはどんな図書館を理想とするのか聞いてみたいです(笑)
いるのかな?
| Permalink
|





